こどもたちが健やかに成長していくためには、
それをあたたかく育む環境が必要です。
児童館は、こどものための地域の居場所です。
児童館は児童福祉法第40条にもとづき、遊びをとおしてこどもを健やかに育成することを目的に作られた児童福祉施設です。次世代を担うこどもたちの総合的施設として0歳~18歳のこどもたちを対象に、地域の人々の協力を得て、さまざまな活動を展開しています。

こどもにとって、遊びは生活の中の大きな部分を占め、遊び自体の中にこどもの発達を増進する重要な要素が含まれています。児童館は、こどもが遊びによって心身の健康を増進し、知的・社会的能力を高め、情緒がゆたかになるように援助します。また、こどもが自ら選択できる自由な遊びを保障する場であり、こども同士が同年齢や異年齢の集団を形成して、様々な活動に自発的に取り組めるように援助します。
児童館には、こどもが安全に安心して過ごせる居場所であることが求められます。そのため、自己効力感や自己肯定感を醸成できる環境づくりに努め、こどもの自発的な活動を尊重し必要に応じて援助します。またさらに、災害発生時のこどもの安全確保の場やオンラインを活用した相談および交流など、こどもの多様なニーズを踏まえた新たな居場所づくりの検討が求められています。地域住民等と連携したこどもの居場所づくりにおけるコーディネーターとしての役割が期待されています。
児童館は、こどもたちが日常の遊びや生活の中でこどもの権利を理解できる機会を設け、保護者とともに学ぶことができるように努めます。こどもの年齢や発達の程度に応じて最善の利益が優先して考慮されるように、意見形成支援等をとおして、児童館運営や地域活動に参加して自由に意見を述べることができるように配慮します。またこども同士の役割分担を支援するなど、自分たちで活動を作り上げることができるように援助します。
障害の有無にかかわらず、こども同士がお互いに協力できるよう活動内容や環境について配慮します。また家庭や友人関係等に悩みを抱えるこどもへの対応は、家庭や学校、児童相談所など関係機関と連携し、適切な対応を支援し、児童館が安心できる居場所となるように配慮します。さらに、インクルージョンの観点から障害のあるこどもや、社会的・文化的な困難を抱えるこども等へ必要な配慮を行うことも求められています。
こどもとその保護者が、自由に交流できる場を提供し、交流を促進するように配慮します。こどもの発達上の課題や児童虐待等の予防に心がけ、地域の子育て支援の拠点として関係機関と協力して継続的に支援します。
保護者と協力して乳幼児を対象とした活動を実施し、参加者同士で交流できる場を設け子育ての交流を促進します。また、計画的・定期的に実施することにより、参加者が主体的に運営できるように支援します。
中・高校生世代をはじめ、小学生も成長段階に応じてこどもを生み育てることの意義やこどもや家庭の大切差を理解してもらうために、乳幼児と触れ合う機会を推進します。実施に当たっては、乳幼児の権利と保護者の意向を尊重し、学校・家庭や児童館等を拠点とする地域組織活動等との連携を図ります。
地域の子育て支援ニーズを把握し、包括的な相談窓口としての役割を果たし、保育所、学校等と連携を密にしながら対応します。また、地域住民やNPO、関係機関と連携を図り、ネットワークを築き、子育てしやすい環境づくりに努めます。
児童館の活動内容などを広報するとともに、こどもの権利に関する情報提供等の啓発やこどもが地域住民と直接交流できる機会を設けるなど、地域全体で健全育成を進める環境づくりに努めます。さらに地域の児童遊園や施設を活用し、児童館のない地域に出向き、遊びや文化的活動等の体験をする機会を提供します。
児童館を利用するこどもが、ボランティアとして活動できるように育成・援助し、さらにボランティアリーダーとして仲間と積極的に関わる中で、組織的に活動し、児童館や地域社会で自発的に活動できるように支援します。地域住民がボランティア等で児童館活動に参加できる機会を提供し、地域社会でも自発的に活動できるように支援します。
中・高校生世代、大学生等を対象としたボランティアの育成や職場体験、施設実習の受け入れなどに努めます。